使い方・よくあるご質問
How To Use・FAQ

 ◆ビーフライ

ビーフライの蛹は、パックにカンナ屑と一緒に入った状態で届きます。
寒い時期は羽化に時間を要するため、羽化開始前にハウス内に持ち込むとクモやアリに食害されるなどのトラブルが起きやすいので、
次のような手順で導入します。
① パックの蓋を開けて、虫かご等に入れ、暖かい室内に置き、羽化を促します。
   羽化開始時期は蛹の状態により異なりますが、25℃程度の場合、約2~3日で羽化が始まります。
   ※蛹が黒くなるのが羽化開始の前兆です。
② 羽化が始まったら、ハウス内に持ち込みます。
   パックは吊るしたり高い台の上に置くなどして、徘徊性クモ類に狙われないようにしてください。
   蛹が40℃以上の高温にさらされると羽化率が極端に低下しますので、
   パックには直射日光が当たらないようにします。

注意点

・羽化の早さは個体差があります。時期によっては、ほぼすべての蛹が羽化するのに2週間以上かかることがあります。
・ビーフライの寿命は2~3週間と短く、ミツバチと比べてハウス外に逃亡しやすいため、1~2週間ごとに継続した導入をお勧めします。
・スピノエース顆粒水和剤とディアナSCは、殺虫効果が高く散布後2週間以上は羽化した成虫への影響が残りますので、
 ビーフライ利用中は使用できません。
・合成ピレスロイド剤も、ビーフライ成虫に対して著しく高い殺虫効果を示します。
・ハウス内は清潔に保つ必要があります。果実の残渣や動物の死骸などがあると、ビーフライはそちらに集まり訪花しなくなります。

 

 

ブログ ミツバチ課の養蜂雑記

ビーフライの羽化方法について

 

 

 


 ◆ビーフライヤー

  ビーフライヤーのフタを開け、ヒーターの黒い面を上にして置き、電源に繋ぎます。
   コンセントのコードを出口穴(左右どちらでも可)へ沿わせてください。

  ヒーターの上に設置台を置きます。
   
※ヒーターに直接パックを置くと、蛹が高温になり死亡する恐れがあります。
    必ず設置台を置いてください。

  箱内に新聞紙を敷き、ビーフライのパックの蓋を開けて置きます。
   ヒーターが羽化時に出る体液で汚れるので、新聞紙を敷くことをお勧めします。
   ビーフライヤーには一度に6パックまで入ります。
  ビーフライヤーのフタを閉じ、施設内の高い台の上に置くもしくは吊るします。
   蛹に直射日光が当たらないように、必ずフタを閉じてください。
   ヒーターのACプラグコンセントを繋ぎ、通電します。
    ※通電するとヒーターは40℃前後に制御されます。
    ※コンセント周辺部の水濡れにはご注意ください。
   急激な温度変化を避けるため、付属の遮光フィルムを箱にかけます。
    ※フィルムで出口穴をふさがないようご注意ください。重りで押さえることをお勧めします。

 ◆よくあるお問い合わせ

ハエですが、衛生面は大丈夫ですか?
清潔で安全な環境で育成・管理していますので、衛生面で問題はありません。
ハウスの中で増えますか?
ハウスの中には増殖に必要なたんぱく源がありませんので、増えることはありません。
どんな作物に利用できますか?

イチゴ・マンゴーで実績があります。

ウリ科(スイカ・メロンなど)やナス科(ナス・トマトなど)では利用できません。

ハウスや圃場の大きさに対して、どれくらいのビーフライを導入すればよいですか?
ビーフライの商品紹介ページを参考にしてください。
※商品紹介ページの交配面積はハウス(イチゴ・メロン)の場合です。作物によっては異なる場合があります。
農薬は使用できますか?

スピノエース顆粒水和剤とディアナSCは、殺虫効果が高く散布後2週間以上は羽化した成虫への影響が残りますので、ビーフライ利用中は使用できません。

また、合成ピレスロイド剤もビーフライ成虫に対して著しく高い殺虫効果を示します。

必要な量はどれくらいですか。

10aあたりイチゴの場合は4~5パック、マンゴーの場合は10パックをお勧めします。

※ミツバチと併用する場合は任意のパック数です。

使用期間はどれくらいですか。

10ビーフライの寿命は羽化後2~3週間です。

ミツバチよりハウス外に逃亡しやすいため、1~2週間ごとに継続した導入をお勧めします。

 TEL 058-274-1138   FAX 058-274-3218

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